読書日記
本当に大切なもの
PHP8月号の特集は『あきらめない』。
鎌田實さん(医師)は、
ひとつのものを「あきらめない」とは、同時に、たくさんのものを「あきらめる」ことでもあります。
何が一番かを見極めたら、それ以外のものには執着しないことが大切です。
本当に大切なものを「あきらめない」ために、自分にこだわりすぎず、肩の力を抜いてみましょう。
ひとつのものを選択すると、他に選択できないものがあるはずです。
私たちの時間にもエネルギーにも限りがあります。やりたいことがすべてできるわけではありません。
ましてや、ひとつのものを追求し続けるためには、多くのものをあきらめる必要があるでしょう。
だからこそ、自分の限られた時間をエネルギーをできるだけ大切なもの(事・人・物)のために使ったほうがいいのでしょう。
『一番大切なことのために、
充分な時間とお金とエネルギーを使おう』 リチャード・ブロディ
本当に大切なものをあきらめないためには、他のことをあきらめる覚悟が必要なのかもしれません。欲張ろうとして、大切なものを中途半端にしてしまうのはよくないでしょう。「○○のためには、□□(をあきらめるの)はしかたがない」と考えられるといいのではないでしょうか。
『どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、
芸術のことは自分に従う』 小津安二郎
本当に大切にしたいものにはこだわる代わりに、他のものにはあまりこだわらないほうがいいのかもしれません。