読書日記
一期一会
『17人の座右の銘』より、
畑正憲さん(作家)は、
愛の本質とは比べないことです。子供が6人いたとして、どの子が一番かなんていうのは、比べようのないことでしょ。
自分の目の前にいる人との出会いを大事にして、結び合うということが、一期一会の本質的な意味合いです。
愛の不思議さ、豊かさと素晴らしさ、すべてを表現していると思います。
『一期一会』とは、「生涯にただ一度まみえること」(広辞苑)。
そういう気もちで、人との出会いを大切にできるといいのでしょう。
さらに拡大解釈すれば、自分が出会うすべてのもの(事・人・物)を愛する(大切にする)ことができるといいのでしょう。
その場合、比べたりせずに、今自分の目の前にいるものを精一杯に愛せばいいのです。
ただし、愛し方は相手によって変わります。今目の前にいる相手に合わせた愛し方ができればいいのだと思います。
幸せになりたいのなら、幸せとの出会いに気づけないのも、幸せとの出会いを幸せに感じられないのも、もったいないでしょう。
また、小さな出会いを大切に育てていくことで、人生の中での大きな出会いになることもあります。
一生に一度しかない、今この時の出会いを大切にしようとする「一期一会の精神」が大切なのではないでしょうか。