読書日記

  全部使い切りたい

 『17人の座右の銘』より、
 海原純子さん(医学博士・エッセイスト・歌手)は、
 何かができることが才能じゃなくて、そのために努力し、行動を起こすこと自体が嫌じゃない、ということが才能だと考えているので、夢に向かって一歩一歩進んでいること自体が素晴らしいと思います。

 私は自分の持っているものを全部使い切って死にたいし、左脳を使うなら、右脳も使い切って死にたい。
 大根を買って、冷蔵庫で腐らして捨てるようなことは嫌なのね。

 みんな、自分の人生に責任があるんだもの。「中途半端」とは、自分の人生を冷蔵庫に入れたまま腐らせてしまうようなことです。
 自分の夢を叶えるためには、その才能があったほうがいいのでしょう。
 でも、特別の才能が必要なものは少ないと思います。特別な才能はなくても、いい努力ができれば叶う夢のほうが多いでしょう。
 そういう意味では、その努力がラクにできるのが才能、その努力を楽しめるのが才能と考えてもいいのでしょう。
 努力を続けられることが、夢を叶えるいちばんの才能なのかもしれません。

 特別な天才はなくても、誰にでもそれぞれに能力があるのだと思います。
 自分の能力を活かして生きられるのは幸せなことだと思います。自分の能力を発揮して夢を叶えられたら、さらに幸せでしょう。
 そのためには、まず自分(の能力)を知ることが大事でしょう。そのためには、いろいろやってみて自分の能力を発見できるといいのではないでしょうか。
 せっかく能力があるのに、それをまったく活かせないのは「宝の持ち腐れ」であり、もったいないでしょう。

 自分の人生の責任はすべて自分にあるのです。その責任は自分が体験としてとることになるのですから。
 自分の人生を大切にするためにも、自分を活かすことができるといいのではないでしょうか。



   

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