読書日記

  過去にとらわれない

 PHP6月号の特集は『気持ちの切り替え方 マイナスをプラスに変える』。
 坂井優基さん(国際線ジャンボジェット機長)は、
 心の持ち方で重要なのが、何を考えるかということです。人間は、未来のことと過去のことを同時に考えることはできません。パイロットの世界で一番嫌われるのは、過去のことを引きずる人間です。起きてしまったことは、絶対に取り戻せません。「あの時こうして置けば」とか「もし、こうでなかったら」と、過去のことに心がとらわれていては、正しい解決策は絶対に出てきません。
 一秒前のことは忘れて、現在の状況の中で、「何ができるか」、「何が最良か」、未来のことを考えるのが、パイロットの仕事です。
 人の感情は考えることに一番左右されています。

  『あなたがいま幸せならば、それは、
   あなたがいま明るい考えを巡らしているからです。
   あなたがいま不幸せだとしたら、それは、
   あなたがいま暗い考えを巡らしているからです』 ジェームズ・アレン

 気持ちの切り替えができないということは、過去のことを考えていて切り替えられないということでしょう。

 過ぎたことでくよくよしていてもしかたがありません。後悔してもつらい思いをするだけです。
 それどころか過去にとらわれていると、今やるべきことがおろそかになってしまいます。

 失敗したとしてもそれを忘れて、今できることをベストを尽くしてやることが大事です。
 逆に、今やるべきことに集中することで、過去のことを忘れられる(考えないですむ)のだと思います。



   

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