読書日記

  幸せ度

 『脳にいいことだけをやりなさい!』(マーシー・シャイモフ)より、
 それぞれの脳の中に設定された「幸せ度」がある。
 どんなときでも幸せだと言える楽観的な人もいれば、どう努力しても幸せを感じられない悲観的な人もいるのですが、この不思議な違いをもたらすものが、この個人の「幸せ度」です。

 人生に何が起ころうと、人は「一定の幸せ度」を維持しようとします。
 その人のだいたいの平均体重と同じで、幸せ度は「意識的に変えようとしなければ」いつまでも同じ値に留まります。
 「幸せ度」はその人の「脳」によるとのこと。「心」と言ってもよさそうです。
 確かに、悲観的な人よりも楽観的な人のほうが幸せになりやすいようです。
 だとすれば、幸不幸はその人の考え方によるのではないでしょうか。

 どのようなことが起こっても、その人の受けとめ方によって感じ方が変わります。
 不幸になる受けとめ方をしやすい人は不幸な気もちになりやすく、幸せになる受けとめ方をしやすい人は幸せな気もちになりやすいでしょう。
 また、物事を悪く考えやすい人はさらに不幸になりやすく、いいように考えられる人は幸せになりやすいでしょう。

 その人の「幸せ度」は、出来事や環境が変わってもあまり変わらないのかもしれません。
 また、心の働きとそれに従う行動によって、同じような状況を作り出してしまうのかもしれません。
 要は、心が変わらなければどこに行っても変わらないのではないでしょうか。

 でも、意識して変えようと努力すれば、自分(の心・脳)を変えることができ、それによって「幸せ度」も変わるということだと思います。



   

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脳にいいことだけをやりなさい!』 マーシー・シャイモフ

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