欠乏動機の人間は、成長動機の優れた人と比べて、人に頼る点がつよい。かれらは、「利害関心」、必要性、執着、願望が一段と強い。欠乏動機とは生理的欲求、安全の欲求、所属・愛の欲求、承認・尊重の欲求などの基本的欲求に基づく低次のものであり、成長動機とは自己実現の欲求に基づく高次のものということのようです。
成長動機を持つ人びとは他人に頼ることが少ないので、他人に対して両向的になることは稀で、不安や敵意も、賞賛や愛情を求めることも、少ないのである。名声、威信、報酬もあまり求めたがらない。
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