自己実現は、ごくわずかの人にとって、比較的達成された「事態」である。自己実現を達成できる人は少ないのでしょう。
しかし大多数の人にとっては、むしろ希望、あこがれ、衝動、求められてはいるがまだ達成されない「もの」であって、臨床的に、健康、統合、成長などに対する衝動として、あらわれるものである。
自己実現の価値は、実現しなくとも、目標として現実に存在する。
人間は、ありのままの人間であるとともに、こうありたいと望んでいる人間でもある。
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