読書日記

  親切だけが人を説得する

 PHP11月号の特集は『いい人生がひらける、人間関係のつくり方』。
 立川談春さん(落語家)は、
 ある日、僕は談志師匠から「親切だけが人を説得する」と教わった。
 談志師匠の言う“親切”とは、想像力を働かせて他人を気遣い、いい気持ちにさせること。“説得”とはこちらの言いたいことをきちんと受け取ってもらうこと。つまり、相手のことを気遣い、いい気持ちになってもらって初めてこちらの言いたいことが意図した通りに伝わる、という意味だった。
 大事な何かを伝えたければ、相手に親切にすることで、イヤな思いをさせることなく、いい気持ちにさせることができるといいのでしょう。
 人に親切にするためには、人の気持ちを慮る想像力を働かせることが重要なのでしょう。

 人を説得するためには、相手の心を動かすことが肝心です。
 人は頭だけでは動きません。感情に大きく左右されます。
 こう言ったら相手はどう感じるだろうか? では、こう言ったら?・・・
 このような思いやり(想像)を重ねることだと思います。

 人を説得して何か行動を起こさせるためには、相手にしたいと思わせることが肝心です。
 時には、「北風と太陽」の太陽のような接し方のほうがいいのかもしれません。

 『他人の望むものを彼らに与えればそれだけ、
  彼らはあなたにあなたの望むものを与えてくれる』 ロバート・コンクリン

 自分をわかってほしければ、まず自分が相手をわかろうとすること。
 人に何かをしてほしければ、まず自分が人が望むことをしてあげること。
 人に愛されたければ、まず自分が人を愛すること。
 このような心がけが大事なのではないでしょうか。



   

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