冷静か否かは、性格に負うところが多く、意志の力ではどうすることもできないのではないかと、君は疑問に思うかもしれない。たしかに冷静か否かは、性格に負うところが大きい。つい感情的になってしまったり、動揺してしまったり、焦ったりあわてたり、なかなか冷静になれないときもあるでしょう。
けれど私たちは、何でもかんでも性格のせいにして、言い訳しているようなところはないだろうか。
その気になって努力しさえすれば、少しは改善される部分があるのではないかと、私は思うのだ。
ふつうの人は、理性より性格を優先させる習慣ができてしまっているだけで、努力すれば、その反対のこと、理性で性格を抑える習慣も身につくのではないか、そう思うのだ。
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