読書日記

  人生のトンネル

 『持続力』(山本博)より、
 人生のレールには、数多くのトンネルが現れる。現実の世界にとてつもなく長いトンネルや橋が存在するように、人生のトンネルも長短さまざまである。

 トンネルなど、壁に比べれば進めるだけましだ。
 そんな気持ちを持って進んでいれば、必ず光が見えてくる。

 外から明るくなることもあれば、「自灯明」という言葉もあるように、自ら光を放つ人もいる。
 そして気がつけば、青空の下、心地よい気持ちで進める人生のレールの上を走る自分の姿がそこにはあるはずだ。
 人生の中には、先の見えない暗いトンネル内のような時期もあるでしょう。長いトンネルはそうはないかもしれませんが、短いトンネルなら幾度かは経験するのではないでしょうか。
 それでもトンネルには終りがあります。いずれ明るいところに出るはずです。

 暗い中でも自ら(心の中に)明かりを燈すことはできると思います。それは希望をもつことです。
 「希望がもてない」というのは、その人の将来に幸せになる可能性がないのではなく、その人が希望をもとうとしていないか、希望をもつ能力が足りないのだと思います。

 希望をもち続けるために大事なのが、前に進むことです。何もしないで立ち止まっていては、希望はすぐに消えてしまうでしょう。
 前に進むためにも、希望という微かな明かりで足下を照らして、目の前の道を一歩一歩進む(今できることを一つ一つやる)ことです。

 少しずつでも前進を続ければ、きっと明るいところに出て、やがて自分の目指すところも見えてくるのではないでしょうか。



   

次の日の日記

持続力』山本博

ホームページ