健康で、裕福で、強く、支配的立場にある人が、病気がちで、貧しく、弱く、抑圧される人よりも自分の意識の統制に関して有利であるということはない。どのような環境や状況にあっても、よりよく生きようとするのなら、人それぞれに課題があるのだと思います。
生活を楽しむ人と生活に圧倒される人との差は、このような外発的要素と、それらに対する人の解釈――つまりその人が挑戦を脅威とみなすか、行為するチャンスとみるか――との結びつき方によって決まる。
決して退屈せず、めったに不安に陥らず、現在進行しているものごとに関わりをもち、そしてフローしている人は必ずといっていいほど自己目的的な自己をもつ人といえよう。
自己目的的な自己は、潜在的な恐れを楽しい挑戦に変換する。
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