順境も逆境も、“人生の材料”にすぎず、これがただちに人の幸と不幸をきめるわけではない。幸不幸は、人の心の中にあるのであり、幸不幸を決めるのもその人の心なのでしょう。
要はこれらへの“対処のしかた”こそが肝心なので、それのいかんによっては、「順境かならずしも幸福ならず」ということになってくるわけなのだ。
もっと強く、「逆境こそが幸福」といっていえないこともあるまい。少なくとも、「幸福を生みだす源」というぐらいには……。
なぜなら、逆境によってこそ、人は磨かれ、鍛えられて、とくにその精神面を成長させることができるからである。
![]() 『生きるヒント「一日一話」』桜木健古 ![]() ![]() ![]() |