読書日記

  誠心誠意

 『人間としての成功』(松下幸之助)より、
 私は、誠実にかつ熱心に日々の仕事に力強く取り組むということが、いかに大きな力をもっているかということをいつも感じるのです。
 実際、そういう態度というものは、それを見る人に何ものかを与えるばかりでなく、仕事そのものの成果をより高める原動力になると思います。
 そのように誠心誠意仕事に打ち込めば、そこから日に新たな、よりすぐれた仕事のしかたなり方法というものも創意工夫されるでしょうし、その結果、仕事の成果もおのずとより充実したものになるわけです。
 仕事に取り組む際には、誠実な心と熱意をキープして続けられるといいのでしょう。

 世のため人のためでも、自分のためでも、真理の探究のためでも、誠実な心を忘れなければ、つねに工夫し、進歩していけるのだと思います。
 そういう仕事は人にも何かしら伝わるのではないでしょうか。

 誠心誠意の仕事は日々の充実感を生み、きっと成果として現れるのでしょう。
 誠心誠意の心を込めた仕事を続けていける熱意があれば、たいていのことは成し遂げることができるのではないかと思います。

 「自分は誠心誠意仕事をしているか?」と、時にはきびしく、自問してみるといいのではないでしょうか。



   

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