読書日記

  むりもだめ・ケチもだめ

 『にんげんだもの』(相田みつを)より、
 むりもだめ・ケチもだめ
 むりすると「のに」がつき「ぐち」が出る

 「むり」でもない「ケチ」でもないということは、言葉をかえていえば、常に自己の本心を生きる、ということだ。
 自己が自己のいのちを本心で生きる、本音で生きる――その時、最も自己のいのちが充実する。
 無理して頑張っている「のに」、いい結果が出ない。
 誰かが悪い、組織が悪い、社会が悪い、運が悪いなどと「ぐち」が出る。

 あの人に無理してまでやってあげた「のに」、喜んでくれない、「ありがとう」の一言もない。
 素直じゃない、人の気もちがわからない、恩知らずなどと「ぐち」が出る。

 どうせ報われないんだからそんなにやることはない、などと「ケチ」になる。
 「むり」も「ケチ」も、自分にとってよくないのではないでしょうか。

 自分がやりたいからやる、自分がそうありたいからこうする、自分のためにするのように、自分の心を大切にできればいいのだと思います。
 そうすれば、結果はあまり気にならないでしょう。

 いいことをするのはいいことです。
 無理をしないで自分を活かせるいいことをすることで、充実感のある生き方ができたらいいのではないでしょうか。



   

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