読書日記

  不可能だと決めつける?

 『静かな人ほど成功する』(ウェイン・W・ダイアー)より、
 キケロの人間が陥りやすい六つの間違い(3)
「自分が成し遂げられなかったからといって、それを不可能だと決めつけること」

 私たちは、単に解決策が見つからないというだけで、すぐに「不可能だ」と結論づけてしまうことがあまりに多すぎます。

 ここに、一つすてきなモットーがあります。
「『そんなことできっこない』と言えるほど、充分に物事を知り尽くした人は、ただの一人もいない」
 一度やってみてうまくいかなかったからと言って、「できない」と決めつけてしまうことがあるのではないでしょうか。
 それ以前に、何もしないで「自分にはできない」と決めつけてしまうこともあるでしょう。
 そのために、本当はできることをせずに、自分(の幸せ)の可能性を小さくしているのかもしれません。

  『あなたが「できる」と思おうと
   「できない」と思おうとどちらも正しい』 ヘンリー・フォード

  『自分が無力だと考えない限り、
   人はだれも無力ではない』 パール・バック

 そもそも「絶対にできない」「不可能だ」と決めつけられるほど、自分はそのことを熟知していて、確実に正しい判断ができる人間なのでしょうか?
 本当は「できるかもしれない」、正直に言えば「(できるかできないかは)わからない」ということが多いのではないでしょうか。
 一瞬「できない」と思っても、すぐに「決めつけるのはやめよう」と考えられたら、と思います。

 「私は××だから、幸せになれない」と思い込んでいるような(幸せになる努力をしていない)人もいます。
 幸せになれない本当の理由は、幸せになろうと努力をしていないか、努力の方法が間違っているのではないでしょうか。
 「幸せになれない」と決めつけるのは、絶対に間違っていると思います。



   

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