「幸せについて」
その5 幸せになれない理由
幸せになれない理由で大きいのは、幸せになろうとしていないからではないかと思うのです。幸せになるための心がけや努力を実際にしていないということです。
幸せになろうと努力しているのに幸せになれないという人は、努力の方法に問題があるのではないでしょうか。
「幸せになろう」という意識をもって実際に努力をしていない人には、次のような人がいます。
「幸せは努力してなれるようなものではない」のように考えている人。
どうしたら幸せになれるかわからないから、努力のしようがないという人。
「自分は××だから、幸せになれない」と考えてしまっている人。
「忙しいからそんな余裕やヒマはない」と言う人。
単に、今まで「幸せ」についてそんなに考えたことがないという人。
その前に、「幸せになりたい」と本気で思っている人はどのくらいいるのでしょうか?
「あなたは幸せになりたいですか?」と聞かれたら、「はい」「なりたい」と答える人がほとんどでしょう。「幸せになりたくない」と心から言う人はいないと思います。
では、「幸せになろうと実際に努力していますか?」と聞かれたらどうでしょうか?
このエッセイの目的は、幸せになるためのヒントを提供できたら、ということです。
これまでにも、「幸福感が大切」「幸せはたくさんある」「大きな幸せから小さな幸せまでいろんな幸せがある」「幸せな人生の提案」「“幸せになる”とは“幸せに暮らせるようになる”こと」ということを書きました。
これらを逆に考えると、「幸福感の大切さがわかっていない」「幸せは一つしかないと思い込んでいる」「大きな幸せだけを求めている」「自分が求める幸せが得られない限り幸せになれないと思っている」というような幸せになれない人の問題点も浮かんできます。
私の経験では、努力をすれば少しずつ幸せに(暮らせるように)なれる、と実感しています。どうしたら幸せになれるかのヒントは、このエッセイの中で今後もいろいろと提供していきたいと思っています。また、(不幸になる考え方をしないための)幸せになる考え方も提案していきたいと思っています。
それほど幸せになりたいと思わないのならかまいませんが、もし幸せになりたいと本気で思うのなら、そのための努力をしたほうがいいと思うのですが。
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