一流の人というのは、ちゃんと努力をして一流になった人であって、決して棚ぼたで偉くなった人ではないんです。努力をしなければ人間が出来るということはないのでしょう。
努力をして一流になったればこそ、自分の人生というものを受容でき、自分の人生を受容できているからこそ、虚栄をもって飾ることもなく、そして、そういうことをしているから、若い人たちが苦労しているのも見えて、だから若い者に対しても決して威張ったり、ひけらかしたりすることなく、ああ、そうかそうか、頑張ってるね、これでうまいものでも食べなさい、というようなことが言えるわけ。
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