読書日記

  愛とは「今」経験すること

 『LOVE 生きるということ、愛するということ』(レオ・バスカリア)より、
 愛とは「今」のことである。
 愛が現実であるのは「今」においてだけである。
 「今」経験されてこそ、愛は意味を持つ。

 あなたがもし、今、花を眺めているとすれば、その人は花と一体である。
 今、本を読んでいるとすれば、それに没頭しきっている。
 音楽を聴いているのなら、音とともに生きている。
 誰かと話していたり、誰かの話に耳を傾けているとすれば、その人は相手と一体だ。相手そのものなのである。
 愛するとは、自分の心を相手に集中することなのでしょう。
 それは「今」をおいて他はないのです。
 そして、そこから楽しみや喜びや幸せを経験できてこそ、愛は意味を持つのではないでしょうか。

 愛する対象に集中し、楽しむ/味わう、夢中になる、心から浸る、相手と一体になるというような感覚を得られるといいのでしょう。
 それは幸せな時間であると同時に、不幸でない時間でもあります。何か悩みや問題を抱えていても、愛する対象に集中することで忘れられ、悩ましい気分からも解放されて幸せな気もちになれるのです。

 愛することは、今を大切にして幸せになる方法なのだと思います。
 自分が心から愛するもの(事・人・物)がいろいろあり、それらに心を集中できるようになれば、それだけ不幸な時間が減り、幸せな時間が増えるのではないでしょうか。



   

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