読書日記

  その時、その時を生きる

 PHP8月号の特集は『自分を持っている人、ゆとりのある人』。
 北川悦吏子さん(脚本家)は、
 人生ならして考えるってことをしなければ、わりあい楽じゃないんでしょうか?
 その時、その時で生きて行く、というか。

 どんな状況でも、どんな人生のポイントにいても、その時々にしあわせの風は吹いていて、その風をつかまえる努力をするのが、一番の、しあわせの近道、と私などは思うんですが、どうでしょう? その時々の、しあわせの風。
 「人生、こうならないといけない。今はそうじゃないから不幸だ」「私は××だから、幸せになれない」。こんなふうに考える人は、今幸せにはなれません。
 「その時、その時の幸せを見つけながら生きて行こう」と考えれば、それなりに幸せを感じて暮らすことはできるのではないでしょうか。

 今、日本に暮らすたいていの人は、心がけしだいで「今は(ある程度)幸せ」と思えるようになれるのではないかと思います。
 今を大切に生きられるようになることが、幸せへの近道なのかもしれません。

 「今を大切に、その時々を生きて行こう」と考える人は、自分を持っている人だと思います。
 「今は(それなりに)幸せ」と思える人は、ゆとりのある人なのではないでしょうか。



   

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