読書日記

  六中観(2)

 『安岡正篤 一日一言』より、
死中活有り
 身を棄ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
壺中天有り
 どんな境涯でも自分だけの内面世界は作れる。どんな壺中の天を持つか。
 「絶体絶命と思われる状況でも活路はある」と考え、あきらめないことが大事なのでしょう。
 死んだ気になって(恥や外聞など気にせず、余計なことを考えずに、我を忘れて)頑張れば、たいていはなんとかなるのでしょう。

 絶望しそうな時でも、何かを放棄すれば、自分を助けられるのではないでしょうか。

つらい  ハオハオ、もういいんだよ やめてもいいんだよ

 学校も、仕事も、人間関係も、・・・。生きること以外はやめてもいいのです。

 世の中には(ある面で)恵まれている人もいれば、恵まれていない人もいます。
 それでも、それぞれの境涯・環境の中で生きていくしかありません。
 自分の現実をただ嘆いていてもしかたがありません。恵まれた人や自分の理想と自分の現実を比べても不幸になるだけです。
 自分の現実世界と内面世界の中で、自分なりの幸せな世界を作ればいいのです。
 どんな境遇であっても、幸せになれる余地は十分にあるのだと思います。

 悩みや問題があっても幸せに暮らせるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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