読書日記
求めないですむことは求めない
『求めない』(加島祥造)より、
「自分全体」の求めることはとても大切だ。ところが「頭」だけで求めると、求めすぎる。
ぼくが「求めない」というのは求めないですむことは求めないってことなんだ。
幸せになるためには、「求める」ことは大切です。
自分が求めて努力すれば得られる幸せはたくさんあるはずです。
何もしなければ、得られるものは少ないでしょう。
『求めよ、さらば与えられん。門を叩け、さらば開かれん』
『何を希望するかで、人生が変わる』
ただし、「求め過ぎは不幸の元」です。
期待し過ぎ、急ぎ過ぎ、高望み、人に求め過ぎ、自分に求め過ぎ、・・・。
また、頭で考えただけでなく、自分の心が望むものを求めることが大事でしょう。
『人はおのれの好むものを得てこそ幸福であるが、
他の人々が好ましいと思うものを得たとて幸福ではない』 ラ・ロシュフーコー
ただし、人間には限りがあります。誰でも、時間やお金やエルネルギーなどには限りがあり、望むものすべてを求めるわけにはいきません。
むしろ、一つのものを求め、幸せを十分に味わうためには、他に求めるものは少ないほうがいいのかもしれません。
『一番大切なことのために、
充分な時間とお金とエネルギーを使おう』 リチャード・ブロディ
そのためには、求めないですむものは求めない、ようにできればいいのでしょう。
今自分が求めているものの中で、「求めない」と決めればそれですむものもあるのでしょう。
求めないですむものは求めないことで、その分の時間やお金やエネルギーを自分にとって大切なもののために使えるようになれたらいいのではないでしょうか。