読書日記
ひとや自然が美しく見える
『求めない』(加島祥造)より、
求めない―― すると すべてが違って見えてくる
(だって、さがさない眼になるからだ)
求めない―― すると 前よりもひとや自然が美しく見えはじめる
ほんとうだよ、試してごらん 求めないものの美しさが見えてくるんだ!
一つのものを探し求めていると、他のものが目に入らなくなります。
一つの幸せにこだわって、「○○ないと、幸せになれない」と思い込んでいる人のように。
たとえば、いい学校・会社に入れないと、成功しないと、素敵な人と出会えないと、夢が実現しないと、結婚できないと、すごい自分になれないと、・・・幸せになれない。
人や物事に求め過ぎると、得られないことに不満を感じやすくなるだけでなく、その他のいい所も見えにくくなるのでしょう。
特に求めるものがなければ、人や自然などのいい所・美しさがもっと見えるのかもしれません。
極端なたとえとして、もし自分ががんで数ヶ月の命とわかって死を覚悟した時、いろんなものの見え方や考え方が変わることもあるのでしょう。
それは、「求めない」心によって、ある意味“人が変わる”のかもしれません。
すべてのものには美しい所と存在価値があるのではないでしょうか。
自分から求める心を捨てれば、自然に気づけることがあるのだと思います。
いろんなものの美しさや価値がわかる素直な心をもてたら、と思います。