読書日記

  自己愛が他者愛のもと

 『自分のこころがすっきり見える51のヒント』(町沢静夫)より、
 一般には、自信とは自分が何かができるという裏付けがあってのものです。裏付けのない自信は幻想的自己愛といえます。

 ただし、自分に対する根本的な信頼という意味での自己愛こそが、人に対する信頼と自信のもとになるのです。
 自己愛のない他者愛は偽善だといえます。
 本当に自信をもつためには、何かができる(能力)か何かができた(実績)のような裏付けが必要なのでしょう。
 そのためには、自分の目標をもって努力することではないでしょうか。

 裏付けのない幻想的な自己愛は、見せかけだけで心の中には不安や怖れがあり、どこかで破滅することになるのでしょう。
 自信のある振りがいい結果に結びつくことも、まれにはあると思いますが・・・。少なくとも、それなりの努力が必要なのだと思います。

 自分に対する根本的な信頼は、本来誰もが(何の裏付けがなくても)もてるはずのものだと思います。
 誰がどう思おうと、自分だけは自分を信じてあげればいいのです。
 たとえば、「今の自分は××だけど、いつかは○○」や「自分には××もあるけど、○○もある」「自分は自分でいい」のような考え方ができればいいのだと思います。
 それが自信のもとになるのだと思います。

 自分を信じられない人は人を信じることは難しく、自分を愛せない人は人を愛することは難しいのでしょう。
 自分を信じられることが人を信じることにつながり、自分を愛する心が人を愛することにつながるのではないでしょうか。

まず自分から 始めよう



   

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  51のヒント』町沢静夫

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