読書日記

　　落ち込みから早く立ち直る

　『気持ちの整理　不思議なくらい前向きになる９４のヒント』（斎藤茂太）より、

　落ち込むことはやめられない。それなら、落ち込むときは落ち込んで、そのかわり早く立ち直る方法をたくさん覚えようではないか。

　落ち込んだときの気分転換が上手な人ほど、生き方の上手い人だといえる。落ち込まなくなることを目標にするより、落ち込んだときに早く気分を切り替えることを目指そう。
　落ち込むのは、そのような考え方をしているから、と考えられます。
　と言っても、ふと落ち込んでしまうのはしかたがありません。
　落ち込みそうな気もち（や自分の考え）に早めに気づいて、心を切り替えられるように幸せになる考え方を心がければいいのだと思います。

　一度切り替えることができても、またふとそのことを考えて落ち込みそうになることはあるでしょう。
　それは気分のせいかもしれません。考えや行動を切り替えることができても、イヤな気分が残っていると、無意識にその犯人探しをして、そのことを考えてしまうのだと思います。
　そういう時には、「気分のせい。気分を変えよう」と考え、気分転換ができるといいでしょう。
　気分転換の方法はいろいろあります。自分の得意な気分転換法をたくさん持てると、それだけ早く気分を切り替えられるようになれるでしょう。

　生きていく中では落ち込むようなこともあるでしょう。
　落ち込んでも素早く立ち直れるような“柳に風”流のしなやかな強さを身につけることができたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『気持ちの整理』斎藤茂太

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