読書日記

  満足すべきこと・してはならないこと

 『「原因」と「結果」の法則3 困難を超えて』(ジェームズ・アレン)より、

 進歩をめざして努力している人間がつねに満足してしかるべき、三つのものがあります。
1.自分の人生内で発生するすべてのこと
2.自分がいま所持しているもの
3.自分がめぐらす清らかな思い

 進歩をめざして努力している人間が満足してはならない、三つのものがあります。
1.自分の知識
2.自分の人格
3.自分の知恵

 進歩をめざしている人間は、人生のなかで手にする結果と、自分がめぐらす清らかな思いには、つねに満足を感じてしかるべきですが、神性を授かった責任ある存在として、自分の進歩には決して満足してはならない(無関心であってはならない)。
 幸せになるために自らの進歩をめざしている人にまず大事なのは、満足すべきこと・足るを知ることかもしれません。
 人生の中で発生することの中から、より幸せを感じられるようになれたらいいでしょう。
 自分がいま持っているもの(環境・人・物など)を幸せに思えるようになれるといいでしょう。
 自分の善い考え・思いやりの気もち・愛する心などの清らかな思いを大切にし、その幸せを感じられるといいでしょう。
 いずれにしても、いまの生活の中で多くの幸せを感じられるようになれるといいのではないでしょうか。

 そして、幸せになるために自らの進歩をめざしている人が忘れてはならないのは、自らの進歩に満足してはならないことなのでしょう。
 幸せへの道に終わりはありません。自分の知識も人格も知恵も「これで完璧」などというところはない、ということでしょう。反対に考えれば、どこまでも進歩していけるということです。

 幸せに(暮らせるように)なるためには、自分を育てることが不可欠でしょう。
 自分が進歩・成長すれば、それだけ幸せになれるのです。
 自らの進歩をめざして努力を続ければ、少しずつ幸せになっていける、のだと思います。
 生涯“少しずつ幸せになっていける”というのは、とても幸せな生き方・人生ではないでしょうか。



   

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