読書日記
前進する力
『鈍感力』(渡辺淳一)より、
自信がないときに、あれこれ、じくじく考えてみたところで、どうにもなりません。こういうときはつまらぬことは考えず、もっと大胆に、自信をもって前に進むべきです。
とにかく、迷っているだけでは一歩もすすみません。それどころか、むしろずるずると退がることにもなりかねません。
「自信がない」「失敗したらどうしよう」などと、ただ考えていてもどうにもなりません。
むしろ、時間をムダにし、元気ややる気や勇気を減らすようなら、半歩後退と考えてもいいでしょう。
ライバルがいるのなら、ライバルの前進から比べて、一歩後退と考えることもできるでしょう。
「自信がない」などと考えていないで、「自信なんてなくてもいい」「やれるだけやるしかない」「ベストをつくせばいい」「(自信がないなどと考えるより)どうしたらいいかを考えよう」などと考えたほうがいいのではないでしょうか。
こっちにしようかあっちにしようかなどと、ただ迷っているだけでは一歩も進みません。
堂々巡りは時間のムダです。
迷っていて結局何もしない“第三の選択”が一番悪いのかもしれません。
ある程度考えたのなら、そこで力を抜いて「どっちでもいいんじゃないの」と考えたほうが(悩み苦しみ続けるより)いいのではないでしょうか。
「○○もよし、□□もよし」と考えることで、少しはラクに決断できるでしょう。
余計なことを考えたり、ただ迷ったりしているよりも、一見愚直に(ある意味鈍感に)前進を続けられる人のほうがいい結果を得られるのではないでしょうか。
考えすぎてしまう人はあきらめるのも早いような気がします。
あきらめずに一歩一歩前進を続けられる人は、それだけゴールにたどりつく可能性が高い、と言えるでしょう。
そのために必要なのが鈍感力なのかもしれません。