読書日記

  影響を与え合う

 PHP5月号の特集は『出会いをつかむ人、ムダにする人』。
 大崎善生さん(作家)は、
 出会いと別れ、それは言葉にすると人が人に影響を与えているか、いないかなのではないか。つまり人が人に対して何らかの影響を与え始めるときが出会いであり、その影響をやめるときが別れなのではないか。

 人は一人だけで人生を完遂することはできない。誰かと影響を与え合ってはじめて何らかの形や色が浮かびあがってくるのだと思う。
 ただ知り合うだけでは“出会い”とまでは言えないのかもしれません。
 その人と出会ったことにより、自分の人生に何らかの影響を与える。中でも、いい影響を与えた人との関わりを“いい出会い”と言うのではないでしょうか。

 いろんな影響をし合う関係があるでしょう。
 たとえば、楽しみや喜びを分かち合う、協力し合う、助け合う、競い合う、支え合う、幸せにし合う、・・・。
 このようないい関係を築ける出会いがあった人は、幸せと言えるでしょう。

 影響を与える方向から考えると、一方的な出会いもあるでしょう。
 たとえば、師との出会いのようなものです。人生の師と言えるような人と出会えた人は、幸せだと思います。

 人でなくても、人生に影響を与えるものはあります。
 たとえば、私の場合、『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)との出会いは、私の人生を変え、今でも影響を与え続けています。(まだ別れは来ていない)
 出会いを大切にして、自分の人生が幸せ向きに影響させるように、出会いを活かして生きていけたらいいのではないでしょうか。



   

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