読書日記

  今日一日を充実させる

 『生き方』(稲盛和夫)より、
 いたずらに明日を煩ったり、将来の見通しを立てることに汲々とするよりも、まずは今日一日を充実させることに力を注いだほうがいい。それが結局、夢を現実のものとする最善の道なのです。

 因果が応報するには時間がかかる。このことを心して、結果をあせらず、日ごろから倦まず弛まず、地道に善行を積み重ねるよう努力することが大切なのです。
 自分の夢や目標があるのなら、うまくいくかどうかを心配するよりも、今やるべきことに時間とエネルギーを注いだほうがいいでしょう。
 不安を感じることもあるでしょうが、不安に負けないように心がけることが大切だと思います。

 将来の見通しを考えてばかりいるのも同様でしょう。それに、将来の見通しが確実になることはめったにないでしょう。それにそれは、考えを重ねることではなく、実績を重ねていくことで可能になるのではないでしょうか。

 反省をするのはいいことです。反省から改善方法を見いだし、その後に活かすことができるといいのでしょう。
 ただし、反省に長い時間を費やすのもよくないでしょう。また、後悔や自責のような反省は、時間の無駄だけでなく、意欲を低下させることにもなりかねません。
 うまくいかないことや悪い出来事があっても落ち込まないように心がけることが大切だと思います。

 努力していてもなかなか結果がでないこともあるでしょうが、いずれ努力が実る時が来ることを信じて、今日一日を充実させることに力を注ぐように心がけることが大事なのではないでしょうか。
 充実感を感じて生活できるようになれたら、なおいいでしょう。

 余計なことを考えるよりも、とにかく「今日一日を充実させる」ことが大事なのではないでしょうか。



   

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◇『生き方』稲盛和夫

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