人間の原点はやはり「他の誰かが喜んでくれる営みをして、みずからも少しおこぼれを頂いて喜ぶ」ところにあるのではなかろうか。本多信一さんは、実際に「一日三善」の実践を心がけているそうです。
この発想をもっと具体的に言うと、
「一日三善主義」
になるのだ。人は他のために一日三善から十善ほどをすることで自分の存在意義が確認でき、ほんの短い時間だが幸せな気分を持つことができる、ということだ。
これをせせら笑うタイプの人も少なくはないのだろう。
一日三善。できなくてもいい。善を求める心、やるだけやったんだという満足が大切なのだ。
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