読書日記

  幸不幸の記憶を活かす

 『愛するヒント 生きるヒント』(レオ・バスカリア)より、

 不幸を乗り越えたときのことを心に刻んでおきなさい。そうすれば、また不幸な目に遭っても、何とかなるさと思えるだろう。

 楽しかったとき、幸せだったときのことを覚えておきなさい。それは、ここ一番というとき力を与えてくれるだろう。
 不幸な経験もその後に活かせることがあります。
 同じような不幸に再び遭ったときには、過去の経験を役立てることができるでしょう。
 以前にうまく乗り越えられたのなら、今度もきっと乗り越えられると思えるでしょう。
 以前難航したのならその反省を活かすことができるのではないでしょうか。
 いずれにしても、経験があれば、「この不幸がずっと続くことはない」「いずれふつうに暮らせるときがくる」「何とかなるさ」(以前もそうだった)と思いやすいでしょう。

 すごい苦しい時期や大きい不幸を経験した人は、ちょっとぐらい不幸な出来事があっても、「あのときに比べればまだまし」「このぐらいならまだ大丈夫」などと思えることもあるでしょう。
 また、ふつうに暮らせていることが、「あの頃に比べれば今は幸せ」と、不幸でない幸福を感じることも可能だと思います。

 楽しかったときや幸せだったときのことを想い出せば、少し幸せな気もちになれるでしょう。
 そういう経験を今後も期待できるのなら、それを楽しみにすることもできるでしょう。
 自ら計画して実行に移したり、目標にして努力したりすることで、再び経験できることも多いのではないでしょうか。

 ちょっと元気がないときや、落ちこんだときなどにも、過去の幸せを想い出したり、将来に希望をもったりできれば、心の状態を上向きにする力になるのではないでしょうか。

幸せな経験も   不幸な経験も   すべてのことはいい経験



   

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