読書日記

  人それぞれの現実がある

 『幸せになれるさ!』(リチャード・カールソン)より、

 人間関係において犯しやすい本質的な問題が二つあります。
 一つは、他人も自分と同じように物事をとらえるものだと思い込むことです。それが、他人の行動が理解できなくなり、戸惑ってしまう原因になります。
 もう一つは、自分は真実をあるがままに受け入れているのだから、他人も自分と同じようなやり方で物事を受け入れるべきだと思ってしまうことです。

 現実は一つではなく、人にはそれぞれの現実があるということがわかるようになると、知人や愛する人との距離は間違いなく縮まっていきます。
 また、自分の人生観は自分独自の思考系から生み出されたもので、必ずしも現実を反映したものではないということをあなたが本当に理解したとき、人はあなたに近寄ってくるようになります。
 人はそれぞれに物事のとらえ方・感じ方が違います。
 考え方も人それぞれで、その結果、言動が違うのも当然でしょう。

 なのに、人の考えややることが自分と違うからと、イライラしたり腹を立てたりするのは、自分にとってよくないでしょう。
 人にイライラしてしまうのは、相手が変わることを期待する気もちが心の中にあるからでしょう。「そのままでいい」と本心から思っているのなら、イライラしたりしないでしょうから。

 人は人で、自分とは違っていていいのです。

「人は人(でいい)」    「自分は自分(でいい)」 と思えるようになろう

 人にはそれぞれの人生があります。
 そして、自分の人生の主役が自分であるように、人の人生の主役は相手なのです。
 脇役はでしゃばらないように、また悪役にならないようにしたほうがいいのではないでしょうか。
 もちろん、自分の人生では主役として生きることが大切でしょう。



   

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幸せになれるさ!』R・カールソン

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