読書日記

  思考系

 『幸せになれるさ!』(リチャード・カールソン)より、

 私たちが過去に考えたことは「思考系」に集まっています。
 私たちが行う決定、反応、解釈のすべては、この思考系によって色づけされ、私たちの個性を形成しています。

 思考系は、過去の記憶や、これまでの人生で積み上げてきた情報で満たされていて、物事をいままでと同じ見方で見るように仕向けるのです。私たちは、同じような事柄や状況に対して、必ず同じようにネガティブに、あるいはポジティブに反応します。それを何度もくり返します。
 私たちの考え方は「習慣」になっています。
 不幸になりやすい人はそういう考え方の習慣(不幸になる考え方のクセ)があり、幸せになりやすい人はそういう考え方の習慣があるのだと思います。

 習慣ですから、同じような事があれば、同じように考えて、同じような気もちになるでしょう。
 同じような状況では、同じようなことを考えて、同じような気分で過ごすことになるでしょう。
 このような思考系の習慣は、幸不幸に大きな影響を与えている、というよりか、幸不幸を左右している、と言ってもいいのではないでしょうか。

 思考系は、過去の経験と、その時々にどう考えてきたかによって形成されているのでしょう。
 たとえば、過去に同じ不幸な事があっても、それでひねれくれしまう人もいれば、いい経験にできる人もいるでしょう。

 自分が不幸(な気もち)になるのは思考系(考え方)のせいとわかっても、「(考え方は)性格だから変えられない」とあきらめてしまったら、何も変わりません。以後の人生の中で不幸になる考え方のクセを繰り返して、そのたびに不幸な気もちで過ごすことになってしまいます。
 「(幸不幸を左右する思考系は)考え方のクセ」と考えられれば、悪いクセは努力すればやめられる、もしくは変えることができると考えられるでしょう。

 クセは無意識に何度もしてしまうものです。一つの不幸になる考え方のクセに気づき、直すことができたら、その後の人生に与える影響はとても大きいと思います。
 自分の不幸になる考え方のクセを一つ一つ、少しずつ改善していくことができたらいいのではないでしょうか。

幸せになる考え方を身につけよう



   

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幸せになれるさ!』R・カールソン

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