読書日記

  理解を伝える言葉

 PHP2月号の特集は『「明日を生きる勇気」をくれる言葉』。
 山田ズーニーさん(コミュニケーション・インストラクター)は、

 これまでの人生を振り返ると、辛かったときに心の支えになってくれた言葉にいくつか出会っています。それらに共通していたのは、私を変えるために発せられた言葉ではなく、私を理解していることを伝える言葉だということでした。

 大切なのは、相手の胸の内を丁寧に考えて、本当に思ったことを自分の言葉で伝えてあげることではないでしょうか。
 無理に励まそうとしなくてもいい。根底にある想いを感じ取り、受け止め、理解する。そこから紡ぎだされた言葉をかけるだけで十分なのです。

 人は、「自分には通じ合う人がいる」というかけがえのない存在を感じることができたとき、また前に歩いていけるようになるものです。
 自分のまわりに生きる力を無くしている人がいたとしたら、どうしたら生きる力や勇気を与える言葉をかけてあげることができるのでしょうか。

 そんな時に、「こうすればいい」と、わかり切ったことを言われても、たとえそれが正しいことでも、受け入れることはなかなかできないのではないでしょうか。
 それこそ、「わかってくれない」と思ってしまうかもしれません。

 まずは、相手を理解しようとすることからでしょうか。
 現在の相手の状況を理解し、相手の心の中の思いを推察し、相手が今どういう気もちでいるかを少しでも共感できたらいいのでしょう。
 無理に励ましたり、アドバイスをするのではなく、自分の心が感じたことを素直に伝えることができたらいいのではないでしょうか。
 自分の相手を理解しようとする姿勢が伝われば、それだけで力になるのではないでしょうか。

 そういう意味でも、「いいんだよ」という言葉はそれが伝わるのだと思います。

 落ち込んでいる人の力になる言葉をかけるのは、慣れていない人には、難しいでしょう。
 ただそばにいて、相手の話をよく聞くことだけを心がけるだけでもいいのではないでしょうか。
 言葉でなくても、相手のことを思う心あれば、それが相手に伝わり、相手の心を支える力になるのではないかと思います。



   

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◇「明日を生きる勇気をくれる言葉

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