しあわせ日記

11月27日(月) 上手に疲れる

 『上機嫌の作法』(齋藤孝)より、
 上機嫌とは自分を上手に、適正量、疲れさせることでもあります。上手に疲れるというのは、非常に重要な課題です。

 うつ気味になってくると、活動を抑える方向に自分の意識が働きます。活動範囲が抑えられてきて、何もする気がしないために、いよいよからだが疲れなくなってきて眠れなくなる。機嫌をこじらせ、こころの病に入りますと、生活が大変困難になります。

 上手に疲れる習慣を体得し、不機嫌沼から自分を引き離しましょう。
 不機嫌の原因の一つが「睡眠不足」です。
 「不眠」の原因の一つは、運動不足、つまり、疲れが足りないことです。

 不機嫌になり、気分が沈んでしまうと生活が不活発になりがちです。すると夜、疲れが足りなくてよく眠れなくなり、次の日には体調が優れずに不機嫌になりがちです。慢性的に不機嫌な人は、そういう悪循環に陥っているのかもしれません。

 現在日本に暮らす人は運動不足になりがちです。デスクワーク中心の人は特にそうでしょう。
 本来なら、生活の中の仕事や余暇活動などによって自然にいい疲れを得られるといいのでしょうが、ジムワーク/ジョギング/散歩などの運動を意図的にしないと、体の運動が足りない人も多いのではないでしょうか。

 いちばんいいのは、生活の中にいい運動になる楽しみをもつことではないかと思います。
 体を動かすことが気分転換につながることもあるでしょう。
 いい運動をすると体調がよくなり、体調がいいと気分がよくなります。
 また、運動すれば体重を減らし維持することにもつながるでしょう。

 自分の今の生活を見直してみて、運動不足だと思う人は、何か運動になることを始めてみてはいかがでしょうか。
 たとえば、通勤・通学がある人は、一つ手前の駅やバス停で降りて歩いてみるとか。ハッピー・ウォーキングができるようになると、なおいいでしょう。

 適度な運動をすることは、健康のためにも、機嫌よく過ごすためにも役立つ大切なことだと思います。
 そして、それは習慣にすることが大事なのだと思います。
 活動的なイキイキとした生活ができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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『上機嫌の作法』齋藤孝

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