しあわせ日記

10月21日(土) 死ぬまでにしたい10のこと:心の準備

 『死ぬまでにしたい10のこと』という本を2冊読みました。

 1冊は、映画『死ぬまでにしたい10のこと(my life without me)』(2002年/スペイン・カナダ映画)の原作本(ナンシー・キンケイド著)。
 主人公は、23歳の女性。家族は失業中の夫と娘2人と息子1人(映画では、娘2人のみ)。
 ある日、病院で検査を受けると、「あと2ヵ月の命」と宣告される。
 主人公は、「死ぬ前にしたいこと」(10項目)のリストを書き、実践に移していく。

 もう1冊は、この映画にインスパイアされた10人の女性(齋藤薫/角田光代/MAYA MAXX/横森理香/倉田真由美/八塩圭子/酒井順子/しまおまほ/谷村志穂/室井佑月)が書いた「死ぬ前にしたい10のこと」のリストとエッセイ。

 ということで、「死ぬ前にしたいこと」としてどんなことが考えられるか、について考えてみたいと思います。

 と言っても、実際に「あと?ヵ月(?年)の命」と宣告されたら、ショックが大きくて、「自分が何をしたいか」もすぐには考えられないのではないでしょうか。

 そんな時には、少し心が落ちつくまで、「受け入れる」ことを心がけることができたら、と思います。
 悲しみなどの感情を受け入れる。「悲しい(今こういう気もちになる)のはしかたがない」「泣きたければ、おもいっきり泣いてもいい」・・・。
 「もうダメだ」「何もできない」というような不幸になる考えを受け入れる。「今こんなふうに考えてしまうのも無理はない」「混乱してしまうのももっともだ」・・・。
 現実を受け入れる。「信じられない」「どうして自分だけが・・・」などと思ってしまっても、「こういうこともある」「同じような経験をしている人が他にもいる(はず)」・・・。

 受け入れる考え方をひたすら心がけ続ければ、少しずつ心が落ちついてきて、やがて「まだ残された時間がある」「自分にできることがある」のような希望がもてる考え方もできるようになれるのではないかと思います。
 このような心の準備ができれば、「残された時間を大切にしよう」「やりたいことをやろう」とも考えられるのではないでしょうか。



   

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