しあわせ日記

10月3日(火) お金をよく生かす

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 人間にとって大事なのは金もうけではないのだ。金がありすぎることはむしろ人間を堕落させやすい。金をもうけることがうまいということはその人の自慢にはならない。その金をよく生かすということは自慢になる。
 そして金をもうけられないことは恥にはならないのだ。いい生活をしない、いい仕事をしないということは恥になる。
 世の中には、お金のために生きているような人もいます。
 そのために今の生活をまったく楽しめないようではいかがなものでしょうか。

 お金を貯めるため、何かを買うために、働き・節約することはいいことだと思います。
 働くことを楽しみ、節約しつつも生活を楽しめれば、なおいいでしょう。
 でもいつしか、お金(損得)中心の考え方になって、自分の心を大切にすることを忘れてしまうのはよくないのではないでしょうか。

 生活するためにはお金を稼ぐ必要がありますが、お金はある程度あれば生活できるでしょう。
 物質的に豊かになることも幸せなことですが、それもある程度あればよく、それ以上あっても心の豊かさは増えないような気がします。
 むしろ、お金や物にこだわりすぎる人は、心が貧しいと言えるのかもしれません。

 「お金がたくさんあれば幸せ」「お金がないと不幸」という価値観は不幸の元だと思います。

 幸せになるためには、お金の使い方が大事だと思います。
 自分(と家族)が幸せになれるようなお金の使い方ができたらいいのでしょう。

 お金の使い方はいろいろあります。
 私は今まで、やりたいことをやるための時間をたくさん買った、と思っています。

 成功・高収入も幸せなことですが、その前に、「いい仕事(幸せな仕事)」「いい生活(幸せな生活)」を心がけるが大事なのではないでしょうか。
 そのためにも、

よーく考えよー お金は大事だよー    お金のことでくよくよするな!



   

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武者小路実篤の『人生論』

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