しあわせ日記

10月1日(日) 健康は最初の条件

 『人生論』(武者小路実篤)より、
 人生にとって健康は目的ではない。しかし最初の条件なのである。
 健康の価値は病気してはじめてわかる。しかし健康になってしまえば、もう健康のことを忘れる。忘れるところがおもしろいところだ。

 人間の目的は健康にあるのではなく、地上でなすべきことを完全になしてゆくにある。
 健康は最大の幸せの一つだと思います。
 健康だから得られる幸せがたくさんあります。
 ただ、そのことに気づけるのは健康を損ねた時、という人がほとんどなのだと思います。そして、健康になると忘れてしまうのでしょう。

 病気やケガをして、健康の大切さに気づけた人は、それをいい経験として、その後の生活に活かすことができたらいいのでしょう。
 そうでない人も、“健康だから得られる幸せ”を考えてみることで、健康の大切さに気づけたらいいのではないでしょうか。

 健康のためには、「栄養・休養・運動」の3つが大事だと思います。
 この3つのポイントについて、現在の自分の生活を振り返ってみて、足りないを所を補う対策を考えられるといいでしょう。
 また、食べる喜び・休む心地好さ・体を動かす楽しみというようなものを、より意識して感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。
 その際に、「健康でよかった(幸せ)」と思えたら、なおいいでしょう。

 体の健康と同様に、心の健康も大切です。幸せになるためには、むしろ心の健康のほうが大きいと思います。
 心の健康のためにも、心の栄養・休養・運動が大事だと思います。
 この3つをヒントに、心にいいことを考え、生活の中で実践できるようになれたらいいでしょう。

 と言っても、健康のために生活するのではなく、幸せに暮らすために健康を大切にする、ということを忘れてはならないと思います。
 「健康のため」と無理や我慢をしすぎて、生活を楽しむこと、幸せを感じられることをおろそかにしないほうがいいでしょう。
 心身の健康をキープして気分よく生活することを心がけつつ、自分が幸せになれることを考え・実践できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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