しあわせ日記
9月23日(土) 過去−未来−現在
『〈希望〉の心理学』(白井利明)より、
今まで生きてきた過去が生かされるような目標を立て、それに基づいて現在の行動を方向づけ、過去を意味づけしていくことである。
過去と向かい合うことで未来に立ち向かい、未来に立ち向かうことで現在を受け止め、現在を受け止めることで過去を引き受けるというように、過去のなかに未来への契機が、未来のなかに現在への契機が、現在のなかに過去への契機が内包されているのである。
人は、未来や過去について考えることによって、よりよく生きることができます。
過去の経験の中から、自分が望むもの、自分が得意なこと、自分に合っているものなどを知り、それを活かせば、未来の幸せにつながる目標を立てることができるでしょう。
「目標を達成するためには、今何をすればいいか?」を考えれば、そのための行動や努力ができます。
過去の経験が現在に活かされていると思えるのなら、それは「いい経験だった」と言えるでしょう。
未来の幸せにつながる目標があれば、希望をもって明るい気もちで生きられるでしょう。
幸せに向かう努力をすることは、充実感のある生活につながるのではないでしょうか。
「(現在の)自分の生き方はこれでいい」と思えたら、(現在の)安心感とともに過去への満足感を胸に生きられるでしょう。
未来や過去をいかに考えるかによって、現在の生き方が変わります。
未来の不安に駆られる生き方や、過去の不幸にとらわれた生き方もできれば、過去の経験を活かして未来に希望がもてる生き方もできるのです。
また、現在だけを考える生き方や、何も考えない生き方もできるでしょうが、それではもったいないのではないでしょうか。
幸せに生きられるようになるためには、過去をどのように考え、未来をどのように考えるかが重要なのだと思います。
その上で、現在をどのように生きるかを考えていけたらいいのではないでしょうか。