しあわせ日記

8月15日(火) 相手の言い分を丸呑みする

 PHP9月号の特集は「夫婦――だから大切なこと」。
 山本一力さん(作家)は、
 カミさんとの間に揉め事が生ずるたびに、オスは律儀に論理で相手を諭そうとする。
 愚かなオスは、懸命に、そして詳細に論証を試みる。が……。
 「なんといわれても、あたしはイヤ」
 このひとことで、百時間の議論はまたもや水泡に帰すのだ。

 ならばどうするか。
 「分かった。おまえのいう通りにする」
 メスの言い分を丸呑みする。そしてオスは、運用面でおのれの言い分をカバーする。
 これが最強で、しかも唯一の対抗策なのだ。
 男性は論理(頭)に従い、女性は感情(心)に従いやすいということでしょうか。

 女性に限らず、人を説得するためには、相手の心を動かすことが肝心。
 そのためには、相手の感情に働きかけるのがいい、と言われます。(「人を動かす」)

 また、議論はしないほうがいい、という考えもあります。
 議論に勝っても、負けたほうは気分を害すだけで変わらないことが多いのでしょう。

 ならば、どうするか?
 駄々をこねたり、すねたりするのは、“子ども”のすることでしょう。
 シブシブ相手に従うのなら、「分かった。そうしよう」と相手の言い分を丸呑みして、自ら進んでやったほうが気分もいいし、相手との関係も良くなるのではないでしょうか。
 自分が率先してやれば、自分のやりたいようにやれるところもあるのではないでしょうか。

 それに、自分がこだわっていたのは大したことではない場合も多いような気がします。
 そのことでいつまでも揉めているりも、相手に従うように見せてうまく切りあげたほうがいいのではないでしょうか。
 そういうことが何気なくできるのが、“大人”なのかもしれません。



   

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