しあわせ日記

5月24日(水) 病気の受けとめ方

  『快癒力』(篠原佳年)より
「いいですか。病気を治したかったら、一にあきらめる努力、二に忘れる努力、三に人の世話をすることですよ」

 こだわりの強い人はあることを過大に受けとめる、あるいはマイナスに受けとめる。同じ悪口をいわれても、それを自分の体を悪くするほど深刻に受けとめる人もいれば、たいして気にしない人もいます。同じ出来事でも受けとめ方でまったく違ってくるのです。

 病気になった時に、「大変だ」などとすごく動揺したり、「早く治さなくちゃ」とあせったり、「もうダメだ」などと過大に悲観的に考えるのは、病気を治すためにはよくないのでしょう。

 まずは、「こういうこともある」「病気になってしまったことはしかたがない」などと、現実を受け入れる(いい意味で“あきらめる”)ことで、少しでも心を落ちつけることが大事でしょう。

 同じ病気をしても、受けとめ方によって、心の状態は変わります。心の状態や心のあり方は、病状にも影響を与えるのではないでしょうか。
「なんで私だけがこんな目に……」といいたい気持ちはよくわかります。
でも、それでは病気を悪くするだけです。なぜなら自分の気を自分の心を苦しめることにばかり使っているからです。
 「なんで私だけが……」などと、ただ嘆いていても、つらいだけでしょう。
 「自分と同じ(病気を)経験しているはいる」と考えられれば、少し気がラクになるのではないでしょうか。

 病気を苦にしたり、気に病んだりすることが、自分の心の中で病気を大きくしてしまいます。
 さらに、病気の回復を遅らせる、時には病気を悪化させることにもつながるのではないでしょうか。

 病気になったことは、現実は現実として受け入れた上で、病気の回復に向かうしっかりした対応を心がけることが、まず第一に大事なのでしょう。



   

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◇「病気になった時の考え方

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