しあわせ日記

4月9日(日) 腹を立てることは自然なこと?

 『自分のための人生』(ウエイン・W・ダイアー)より
・怒りは腹の中にためておくよりも表に出したほうが健康的であるが、全然腹を立てないようにするほうがもっと健康によいのだということを忘れないこと。腹を立てることは自然なことであるとか、人間的なことであるとかいう考えを捨ててしまえば、腹を立てないようにするのは当然のこととして納得がいくであろう。
 怒りを表に出すことでスッキリしてカラッと忘れられる人は、それもいいでしょう。
 でも、怒りを表現することで余計に怒りの感情が激化してしまう人が多いのではないでしょうか。そのために、爆発してしまったり、根にもってしまったり、後悔してしまったりするのはよくないでしょう。
 それよりも、できるだけ怒りの感情を小さく・短くすませたほうがいいでしょう。

 怒りが湧いてしまうのは、ある程度しかたがないと思います。
 でも、怒りを大きくしてしまうのは、そういう考え方をしているからです。
 怒りが続いてしまうのは、いつまでもそのことを考えているからです。
 怒りの感情が湧いても、それを軽く受け流し、心を切り替えられるといいのです。

  『怒りに対する最上の答えは沈黙』 ドイツのことわざ

 それでもなかなか怒りの感情がおさまらない場合には、怒りをコントロールできるように努力することが大切です。

 また、その(人の)ことを「考えないようにしよう」と思っていても、つい考えてしまったような場合には、「気分のせい。気分転換をしよう」と考えられるといいでしょう。

 腹を立てることは自然なこととか、人間的なこととか言って、怒りの感情をコントロールしようとせず、怒りに身を任せて行動してしまうのは、子供のすることでしょう。
 もっと心穏やかに過ごせるようになれたほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。



   

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