しあわせ日記
1月22日(日) 心の冬
PHP2月号の特別企画は「免疫力をアップして健康に暮らそう!」(安部良・東京理科大教授)。
「自然免疫」の防衛システムに、私たちの体内と外界との間にある皮膚と粘膜があります。
なぜ冬によく風邪をひくのですか?
冬は乾燥する季節。皮膚や粘膜は乾燥すると防衛機能が低下します。
「心が傷つきやすいのは、皮膚が弱い人」と書いたことがあります。
心が傷つきやすい人は心の免疫力が弱い、とも言えそうです。
季節に冬があるように、生活にも体調にも変化があり、冬のような時もあるでしょう。
不幸な出来事があった後や、大きい問題を抱えた時や、病気になった時などがそうでしょう。
心の冬には、北風が吹き、心が寒くなったり、心が渇いたり、心がカゼをひいたりすることでしょう。
人生の中には、長い冬の時期があるかもしれません。
冷えた心には、心を温める何があるといいのでしょう。
それは、何かへの“情熱”でしょうか。たとえば、夢をもって生きる。
それとも、やはり“愛”でしょうか。
渇いた心には、うるおいが要るでしょう。
それは、幸せを感じることではないかと思います。
もしくは、“希望”でしょうか。
心のカゼ(“うつ”はそう呼ばれる)をひいてしまった時には、まず、心の休養・栄養・運動が大切でしょう。
重症の場合には、専門家(医師など)の助けを借りたほうがいいのでしょう。
心の中に北風が吹き込むのは、どこかに穴があいているのかもしれません。
その穴(心の問題)を見つけてふさげるようになれたらいいでしょう。
心の穴が不幸になる考え方のクセだとしたら、それをふさげるような幸せになる考え方ができるといいでしょう。
不幸になった経験を活かして、心の防御機能としての幸せになる考え方を、一つ一つ身につけていけるようになれたらいいのではないでしょうか。