しあわせ日記

10月30日(日) 楽しい考えを選ぶ

 『幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』(マクスウェル・マルツ)より
 幸福、すなわち、たえず自分の考えを楽しいものにしておくことは、多かれ少なかれ、冷厳な方法で、慎重に、計画的に訓練することによって得られるものである。

 毎日が幸福と不幸の混合である。完全に百パーセント幸福な日や環境といったものは存在しない。

 幸福は不幸と同じく「現実」である。それはなにへ私たちの注意を向けようとしたかという問題であり、どんな考えを心の中に抱いたかという問題でもある。
 楽しいことを考えるよう慎重に考えを選ぶということは、単なる姑息な手段以上のものである。それには非常に実際的な効果がある。
 楽しい考えをすれば楽しい気もちになれます。幸せになれる考えをすれば幸せな気もちになれます。
 一日のうちに幸せな気もちで過ごせる時間を長くできれば、それだけ幸せに暮らせるようになれるでしょう。

 幸せになれる考えをするためには「何を」「どのように」考えるかが重要です。

 不幸な出来事、将来の心配、うまくいかないこと、イヤな人のこと、抱えている重大な問題などについて考えると、不幸な気もちになりやすいでしょう。
 反対に、幸せな出来事、将来の幸せ、うまくいったこと、好きな人のこと、自分がもっている幸せなどについて考えれば、幸せな気もちになれるでしょう。

 同じことを考えるにしても、物事をいいように考えるほうがいいでしょう。
 将来のことも、希望がもてるような考え方ができるといいでしょう。
 幸せにしたい人を幸せにすることを考えれば、それだけでも少しは幸せな気もちになれるでしょう。それを実践に移せば、人を幸せにする幸せを感じられることが多くなるでしょう。
 不幸な出来事も不幸を幸せに変えるように心がけることで、「いい経験」と思えるようになれるといいでしょう。

 誰にでも、幸せなこともあれば不幸なこともあります。
 今後の成り行きは、いいこともあれば悪いこともあるでしょう。
 世の中には、いい人もいればイヤな人もいます。
 物事にも人にも、いい面もあれば悪い面もあります。

 今、「何を」「どのように」考えれば少しでも心を幸せ向きに変えられるか?
 それを考えられるようになることは、とても大きいことだと思います。
 (おもに習慣になっている)思いつきの考えだけに流される(振り回される)のではなく、自分の考えをコントロールできるようになれたらいいでしょう。

 人は「考えを選ぶ」ことができるです。
 つい不幸になる考え方をしてしまっても、「考え直す(途中で変える)」ことができるのです。

 幸せになる考え方を心がけることができるようになれば、少しずつうまくできるようになり、それだけ幸せな気もちで過ごせる時間が増えるでしょう。



   

次の日の日記

幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』

ホームページ