しあわせ日記

10月15日(土) どうしても決断に至らないとき

 PHP11月号の特集は、「自分で決められる人・決められない人――迷いすぎて「損」をしない生き方」。
 林望さん(作家)は、
 人生にはいろいろな決断の場があるけれど、どうしても決められないときは、心をむなしくしてしばらく待ってみるというのも、一つの有効な方法である。するとときが、天が、向こうから決めてくださるということがある。そういう方法も、ときには必要なのだと私は信じる。
 私は、何かに迷って悩ましくなった場合に、「決断しない決断」をすることがあります。
 「あとで考えよう」「きょう答えを決めるのはよそう」「(一度寝てから)明日考え直そう」などと考え、今を大切にすることを心がけます。

 長い時間考え続けると、悩ましくなるだけで、返って決断できなくなるような気がします。
 時間を置いてから考えると、案外スパッと決断できることがあります。(意識的に考えていない時にも、頭のどこかで考え・整理しているのかもしれません)

 また、私は「来年以降のことは年末に決めればいい」と考え、人生の大きな選択(の決断)は「年末の一時期だけにすればいい」と、ここ15年ぐらいは考えるようになっています。年末になると次の年の方針は決まっていることが多く、実際にはほとんど決断に迷うことはありませんでした。
 「いつか自然に(または何かのきっかけで)心が決まるような気がする」と、あえて決断をしないこともあります。大きい決断はそういうことが多いような気がします。

 何かをするかしないかやめるか続けるかなどと、迷ってどうしても決断できない場合には、「今のままでもいい」ということではないでしょうか。
 決断するために役立つ考え方の最後に、「このままでもいい」を入れました。
 “決断”というと何かを変えることをイメージしがちですが、「今のままでもいい」というのも立派な決断だと思います。

 あまり長い時間迷い続けるよりも、一旦考えるのをストップして「待つ」ことも有力な方法だと思います。
 悩ましい気もちで過ごす時間を減らし、今を大切にできるようになることが、幸せに暮らすことにつながるのだと思います。



   

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