しあわせ日記
8月3日(水) 一般論でなく「私は」
『自分塾』(中谷彰宏)より
一般論で語っていると、それが普遍的な真実であるかのように錯覚してしまう。
物事を考えるとき、まず「私は」と自分自身の問題として考えることから始めないと、その話題はいつまでたってもリアリティをもたない。
人との会話の中では、一般論で話すことも多いと思います。それでもいいのではないかと思います。
「私はこう考える」という自分の意見はあったほうがいいのかもしれませんが、それをどのくらい言葉にするかは、相手と状況などにもよりますし、また人それぞれだと思います。
中には「自分を出せない/自己主張できない」と悩む人もいますが、私は「ひかえめ」が好きです。
自分を前面に出すかどうかは、その人の個性や方針でいいと思いますが、心の中には「私は」という自分をもっていたほうがいいと思います。
本を読んで、ただ納得していても、自分に何の変化もないでしょう。
これを参考/ヒントに「私はこうしてみよう」と考えることで、はじめて自分に活かせるのだと思います。
少なくとも、自分の問題として考えることが大事なのではないでしょうか。
人(のいい所/悪い所)を見て、何か思うこともあるでしょう。
ただうらやましがったり批判的に考えていても、イヤな気もちになるだけでしょう。
人のことは、人のこととして(そのまま受け入れて)、何か自分に活かせるのなら活かす、そうでなければ受け流して他のことを考えたりしたほうがいいでしょう。
「私も見習おう」「私ならこうする」「私はああいうことはしない(ようにしよう)」のように自分に活かせればいいのではないでしょうか。
自分を変える/自分を進歩させる/自分を育てるためには、一般論でなく「私は」と考え、自分のために活かすことが大事なのだと思います。
「私はこう感じる」「私はこうしたい」「私はこう考える」「私はこうする」というような、「私は」の一つ一つが“自分らしさ”につながっていくのではないでしょうか。