しあわせ日記
7月2日(土)喜び 〜ヒルティの『幸福論』
『幸福論』(ヒルティ/岩波文庫)より
喜びは、しばしば身体全体に新しい活力を与え、ひとりでに活動したくなるように促す特効薬である。同様に、あらゆる事物や人間を、たえず静かな喜びをもって受け取ることも、大いに健康的であって、その効果はてきめんでなくとも、おそらくいっそう長つづきするであろう。
喜びはある程度まで努力してつくり出すことができる、しかもごく簡単な方法によって。
まず第一に、自分の持っている良きものに目を向け、その価値を認めて感謝することである。感謝は喜びにきわめて近い感情である。
次ぎには、他人に喜びを与えることである。これは誰でも、病人でさえも、できることであり、ひとに親切にする機会は、つねに、どこにでも十分にある。
喜びを感じられれば、元気や活力が湧いてくるような気がします。
また、喜びが期待できれば、ひとりでに活動したくなるでしょう。
喜びや幸せを感じることは心身の健康にいいと思います。
うれしいことがあった時には喜びを感じられるますが、何もしなければそういう時がいつやってくるかはわかりません。
感謝することで感じられる喜びは幸福感の一つです。「感謝」は、誰でも、いつでも、どこでもできることでしょう。
「感謝」という言葉に違和感がある人は、単に「いいなぁ」「幸せだなぁ」と思えばいいのではないでしょうか。
人に喜びを与えれば、相手から(喜び)のお返しがあるかもしれません。
その前に、相手が喜んでくれたことを喜べるでしょう。
人を幸せにすることは、自分が幸せになる方法の一つです。
『幸福になりたいのだったら、
人を喜ばすことを勉強したまえ』 プリオール
幸福感の価値はいろいろあると思います。
喜びや幸せをいっぱい感じて生活できるようになれたらいいのではないでしょうか。