今週(7月第2週)の人生相談 「人のここがイヤ、嫌い」

 人づきあいで最も大きいのは、自分の相手に対する考え方です。その中でも、決定的なのが人の好き嫌いです。
 今週の人生相談として「人のここがイヤ、嫌い」について2回にわけて考えていこうと思います。


その1 人のどんなところがイヤか
 人のイヤな部分を見つけ、それが我慢できないという人がいます。そして、その人を嫌いになると、相手との応対に出てしまって、人間関係が悪くなってしまうことがあります。
 次のようなところをイヤだと思う人がいます。(スクラップから抽出)
   だらしがない、いいかげん、やる気がない、ちゃんとできない。
   無神経、押しつけがましい、口うるさい、人の話を聞かない、自分勝手。
   不潔、エッチ(すけべ)、ケチ、生理的にイヤ。
   不正をする、怠ける、非協力的、人のせいにする、ずるい、優柔不断。
   うわさ話、カゲ口・悪口、ウソツキ。
   あいさつしない、お礼を言わない、誘ってくれない。

 人のイヤな部分を気にしすぎると、相手との関係が悪くなるばかりでなく、イヤな気分で過ごす時間が増えて、自分にとって損だと思います。
 人の好き嫌いは自分ではどうしようもない、と考える人もいると思いますが、私は努力すればある程度はコントロールできると思っています。


その2 人のイヤところにどう対処するか
 生活の中で、人のイヤな部分を見た時、嫌いな人とつきあう時には、どうしたらいいでしょうか。感じ方、考え方、つきあい方について考えてみました。

(1)感じ方
 世の中にはイヤな(ことをする)人は必ずいます。そういう人と出会うたびに、イヤな気分になってしまったら、生活が楽しめなくなります。
 私は、「そんな(イヤな)人のために、自分がイヤな気分になるのは損だ」と考えるようにしています。
 そういう人のイヤな部分に気づいた時には、「ハオハオ」と心の中で言います。人が何をしても「ハオハオ」、人が何と言おうと「ハオハオ」、人が何かしてくれなくても「ハオハオ」です。「ハオハオ」と言うことで、ほとんど腹を立てずにすみます。よろしかったら、試してみてください。

(2)考え方
 人がどうだ、社会がどうだ、制度がどうだと、よく文句を言う人がいます。それはそれでいいと思います。ただし私はその後に、「では、自分はどうしようか?」と考えるように心がけています。
 「人がどうだ」と考えた後、私がよく思うのは、「人を変えることはできない」ということです。本当は「難しい」と言うべきかもしれません。そして、「人を変えることはできないが、その人に対する自分の考え方は変えることができる」と考えます。少なくともその人に対して、イヤな感情や嫌いという思いを強く持たないようにはできると思います。
 「人はこうでなければならない」「人にこうしてほしい」という思いが強いと、人に対してイヤな感情が発生しやすいようです。
 「人は人。自分は自分」という考え方が大事だと思います。そう考えることで、いつまでも人のことでイヤな気分で過ごさずにすむと思います。

(3)つきあい方
 実生活の中ではイヤな人ともつきあっていかなければならないこともあります。それなりのつきあい方をしていく必要があります。少なくとも「イヤだイヤだ」と思いながらつきあうのは、よくないと思います。
 人とのつきあい方については、今月の人生相談の中で考えていこうと思っています。


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