今週(10月第3週)の人生相談 人を愛せない

 今週の人生相談として、「人を愛せない」という問題について考えてみます。
 愛したいと思える人(愛の対象)ができないということです。


その1 人を愛せない理由
 人を愛せない理由には、次のようなものがあります。
(1)どのように人を愛したらいいかわからない
 人を愛した経験がない人・少ない人は、どのように人を愛したらいいかわからない、と考えがちです。そのために人を愛せないと思う人がいます。また、自信がないと考える人も多い。
(2)将来のイヤな出来事を想像してしまう
 人を愛そうとした時に、うまくいかないのではないか、トラブルが起こるのではないか、裏切られるのではないか、などと考えるために、人を愛せない人がいます。
(3)過去のイヤな経験
 過去に人から受けたイヤな経験があり、そのために人を愛せない人がいます。
(4)興味がわかない
 人に興味がない、愛情がわかないという人もいます。人を愛する発端は、「好き」という気持ちが多い。その気持ちが乏しい人もいます。
(5)損だと考える
 人を愛する際に、人のために自分の時間・金・労力を使うのはもったいないと考えているような人がいます。

 このような理由を、本人が意識しているかどうかはわかりません。
 他に、忙しいから、出会いがないから、という人もいるかと思いますが、これらは言い訳で本当の理由は他にあるような気がします。


その2 幸せになる考え方
 まず前提として、人を愛することは幸せになる方法の1つです。他にも幸せになる方法はたくさんあります。人を愛さなければ幸せになれない、ということはありません。「人を愛せない」と悩みすぎ、苦しまないほうがいいと思います。
「誰かを愛せたらいいな」「愛する人ができたらいいな」くらいに考え、それまでは他の幸せになる方法を実践しながら、いい出会いができるように心がければいいと思います。

 "人を愛せない理由"毎の幸せになる考え方は、次のようなものです。
(1)どのように人を愛したらいいかわからない
 誰でも・何でも、はじめての時は不安で、そうそううまくはいかないものです。でもやってみれば、なんとかなるものです。慣れれば、それなりにできるようになるものです。あなたの経験でもそうではありませんか?
 人を愛することに関しては、いくら慣れても、相手が変われば、その愛し方は変わるものです。結局、その時々に愛し方を考える必要があります。みんなどのように愛したらいいかはわかってはいないのです。
 でも、慣れと経験で上達するのは確かです。そのためには、実践で経験を積むのが一番です。
 「愛し方がわからない」も参考にしてください。
(2)将来のイヤな出来事を想像してしまう
 確かにイヤな出来事が起こる可能性もあります。でも、人を愛することで得られる幸せは多いのです。一時のイヤな出来事は、人生の中のいい経験とすることができます。
(3)過去のイヤな経験
 イヤな経験をして、慎重になるのはいいことです。でも、慎重になりすぎるのは間違いです。世の中にはいい人がたくさんいます。あなたと愛し合える人もきっといます。慎重な目で愛する人を探しましょう。
(4)興味がわかない
 興味がなければ、無理に人を愛さなくてもいいと思います。ただ、人を愛することで得られる幸せは多く、確かなものです。「愛する人ができてもいいな」くらいでどうでしょうか。
(5)損だと考える
 他に自分の幸せになる方法があり、それだけで満足なら、それでいいと思います。もし、新たな幸せを探すのなら、人を愛すること(人を幸せにすること)はおすすめです。多くの幸せを得ることができます。
 また、私の考えでは、幸せを感じられさえすれば損はない、と思うのですが、あなたはいかがですか?

 人を愛することに限らず幸せを得ようとした場合、そこには困難とリスクがあります。それを恐れて何もしなければ、幸せは得られません。幸せと困難とリスクをどのように考えるかが問題です。


   

◇「うまく人を愛せない

悩みのヒント

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