生きるヒント 「やりたい事が見つからない」

 「やりたい事がわからない」「やりたい事が見つからない」という人がいます。
 やりたい事を見つけたければ、一所懸命に探せばいいのです。
 ここでは、やりたい事を探すヒントを紹介することにします。

 このページの内容を「やりたい事のヒント」のほうに
 わかりやすくまとめ直しました。


1.探し回る
 「やりたい事はないかな?」とただ考えて、思い浮かばないから「やりたい事がない」と言うのは、探しているとは言えないと思います。
 頭を抱えてじっと考えていても、やりたい事はなかなか見つかりません。まずは、探す方法を考えてみてはどうでしょうか。

 いちばん有力な方法は、本の中から探す方法だと思います。
 自分の好きな本や雑誌をめくりながら、やりたい事のヒントを探してみれば、何か思いつくかもしれません。
 やりたい事と言ってもいろいろあります。
 たとえば、やりたい仕事を見つけたいのなら、就職情報誌や資格情報誌など。また、様々な職種・職業に関する本はたくさんあります。
 趣味や習い事や勉強したいことなら、スクール/レッスン情報誌など。趣味に関する雑誌や本もいろいろあります。近くのカルチャーセンターに行ってパンフレットをもらってくるのもいいでしょう。
 書店や図書館に行っていろんな本を見て、ヒントとなりそうな本を探してみればいいと思います。また、電話帳をめくりながら、やりたい事を探してみるのもおもしろいと思います。

 インターネットのホームページを探してみるのもいいでしょう。自分が興味があることに関するキーワードで検索してみると、思わぬ出会いがあるかもしれません。
 テレビ番組や映画を見ていて、やりたい事(のヒント)が見つかることだってありえます。
 街の中を歩きながらでも探す気があれば何か見つかる可能性はあります。美術館・博物館や役所などに行ってみるのもいいかもしれません。
 このように、いろいろなところを探し回れば、それだけ見つかる可能性は高くなります。

 また、やりたい事を探すことは、ちょっと力を抜いてやれば、けっこう楽しんでやれることではないでしょうか。時間をかけてじっくり探す覚悟をして、探し続ければ、きっといつか何か見つかるのではないかと思います。

 「やりたい事がない」と言っていないで、何日でも時間をかけて(一日に1時間でも3時間でも半日でも)一所懸命に探せばいいのです。「やりたい事を探す」ことは、それだけの価値があることではないでしょうか。
 やりたい事を探し回り続けてあげることが、自分のために大事なのだと思います。

2.好きなものを大切にする
 やりたい事を選ぶ基準として、好き/興味がある/楽しいなどの自分の気もちを重視してみてはどうでしょうか。自分の好きなもの(物/事/人)に、今よりも関わることをやりたい事にすればいいのです。
 好きなものへの関わり方を考え直してみるのもいいと思います。物は、つくる/売る/買う/楽しむなどの関わり方。事は、仕事としてか/趣味としてか、自分ひとりでやるか/誰かといっしょにやるか/人がやるのを見るかなどの関わり方。人との関わり方もいろいろとあると思います。
 自分の好きなものを大切にして、関わる回数と時間を増やしていけばいいわけです。
 ちなみに、私の好きなものはこんなものです。

3.「5W1H」
 「やりたい事」を漠然と考えても、なかなか頭に浮かばないと思います。5W1Hをヒントにしてみてはどうでしょうか。
(When)    「どういう時間を過ごしたいか?」
          「どういう時にやりたいか?」「今できることは?」
(Where)   「どういう場所に行きたいか?」
          「あの場所でやるといいことは?」「ここでできることは?」
(Who/Whom)「誰といっしょにやりたいか?」「ひとりで楽しむには?」
          「幸せにしたい人を幸せにするためには?」「人の役に立つためには?」
(What)    「何をしたいか?」
(How)     「どのようにやりたいか?」
          「幸せを感じてやるためには?」
 新たなやりたい事を考える時、1つの対象からいろいろなやりたい事を考える時、今できることを考える時、などのヒントに使えると思います。
 いくつかを組み合せて、ヒントにしてもいいと思います。

4.1年あったらやりたい事
1年あったらやりたい事」を、お試しください。

5.感じたい幸せ
 どういう幸せを味わいたいかを考えます。
 いろんな幸福感があります。楽しい、うれしい、気もちいい、安らかな感じ、ワクワクするような期待感、様々な感動、充実感、達成感、様々な愛の感じ、しみじみとした幸せ、・・・。
 「自分が得たい幸福感を感じるためには、何をどうしたらいいか?」と考えてみれば、やりたい事が見つかるのではないでしょうか。

6.小さなこと&大きなこと
 「やりたい事」というと、「すごいことじゃないといけない」と思い込んでいるような人がいます。そういう人は自分がやりたい事がなかなか見つかりません。小さなやりたい事も探してみてはどうでしょうか。

 夢や生きがいなどの大きなやりたい事はすぐには見つからないかもしれません。そういうものが見つかるまで、「やりたい事がない」と何もやりたい事をしないで、つまらない時間を過ごしていていいのでしょうか。
 大きなやりたい事が見つかるまでは、小さなやりたい事をやればいいのです。そのほうが楽しいし、うまくできれば達成感や自信を得ることもできます。その延長に大きなやりたい事が見つかるかもしれません。

 小さなやりたい事なら、考えればいろいろ思いつくのではないでしょうか。
 衣食住、職場・学校、趣味などの自分の生活の中で、何か小さなやりたい事がないでしょうか?
 上記の「好きなこと」や「感じたい幸せ」をヒントに考えてみれば、何か思いつかないでしょうか?
 何でもいいのです。簡単にできることでいいのです。自分がちょっとでもやりたいと思うことならいいのです。
 自分がやりたい事をやろうと意識して実践し、少しでも愉しむことが大切なのです。やりたい事ができているという自覚があることが大きいのです。
 「何にも興味をもてない」などと、あきらめずにやりたい事を探したほうがいいと思います。

 小さなやりたい事だけでは満足できない、大きなやりたい事をやりたい(その前に見つけたい)という気もちもわかります。
 大きなやりたい事を見つけるヒントとして、「この人生の中でやってみたいこと」を考えてみるといいと思います。
 また、「感動できること」や「大きな喜びを得られること」や「すごくいい経験ができること」や「やってよかったと思えるようなこと」をヒントに考えてみると何か思いつくかもしれません。

 大きなことと言っても、自分の中で大きければいいのです。
 人がどう思おうが、自分がやりたい気もちが強く、それをやることが自分にとって価値があると思えればいいのです。

 小さなやりたい事をやりながら、大きなやりたい事を探していけばいいのだと思います。


 「やりたい事ができない


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