生きるヒント 「やりたい事ができない」

 「やりたい事ができない」という人がいます。
 「やりたい事をやる」ことは、幸せになる方法の一つです。
 できることなら、やれるように考えられたら、と思います。

 このページの内容を「やりたい事のヒント」のほうに
 わかりやすくまとめ直しました。


1.やってみなければわからないこと
 実際にやってみなければわからないことがあります。
 まず、やってみてどんな感じがするか。これは実感するしかないのではないでしょうか。
 次に、自分が今どのぐらいできるのか。もしかしたら、やってみればけっこうできることかもしれません。できない場合、到底自分にはできそうもないことか、努力すればできそうなことかも、察しがつくのではないでしょうか。

 ある程度やってみなければわからないこともあります。
 ある程度うまくできるようにならないと、本当のおもしろさはわからないでしょう。
 うまくできた時の喜びや、人からほめられたり評価されたり感謝されたりした時の喜びなどを実感することで、それをやることの価値がわかるのだと思います。
 また、そのことが自分に合っているか・向いているかというのも、ある程度やってみないとわからないのではないでしょうか。

 本当にやりたい事は、相当にやってからでないとわからないのかもしれません。
 簡単にできることには、やりがいは感じられないでしょう。難しいからおもしろい・やりがいを感じられるということがあります。それを努力や工夫で成し遂げた時の喜びも(自信も)大きいのだと思います。
 何かをやっていくうちに、自分なりの愉しみや喜びを感じられるようになり、どんどんのめり込んでいくこともあります。

 とにかくやってみなければ、やりたい事は見つからないのではないでしょうか。
 ちょっとやってみたいことや少しでも興味があることがあったら、試しにやってみてはどうでしょうか。

2.やれないことはある
 やりたくてもやれないことはあります。
 時間がない、経済的な余裕がない、反対する人がいる、・・・。
 様々な理由で、できないことがあるのはしかたがありません。

 一つのやりたい事ができないだけで「やりたい事ができない」「夢をあきらめた」などと言って、やりたい事を何もしない(探そうとしない)のは自分のためによくないと思います。
 やりたい事は探せば他にも見つかるはずです。
 自分のやりたい事を見つけて、やらせてあげたほうがいいと思います。

  やりたい事だけをやって生きようって言ってるんじゃないよ。
  自分にできないことをやろうって言ってるんでもないよ。
  自分にできそうなやりたい事を、とりあえず一つやればいいんだよ。

 今自分にできるやりたい事を、とりあえず一つやればいいのです。
 自分にできるやりたい事を一つ一つやっていけばいいのです。

 一つのやりたい事がやれないのを嘆いていてもしかたがありません。
 「(今は)やらない」という自分の決断を尊重してあげることが大事だと思います。
 「やらない」と決めたことについて考えるより、今できるやりたい事について考えたほうがいいのではないでしょうか。

3.やれるように考える
 「今できるやりたい事」を探すことが大切です。
 でも、簡単に「今はできない」と決めてしまわないほうがいいでしょう。
 本当にやりたい事なら、なんとかやれるように一所懸命に考えてあげたほうがいいと思います。

 やりたい事をやれるようにするための第一の方法は、やれない理由を克服する方法を考えることです。
 たとえば、「時間がない」「忙しい」という場合には、生活の中になんとかやる時間をつくる方法を考えたり、長期間かけてやる方法を考えてみる。本当にやりたい事なら、忙しくてもできるのではないでしょうか。
 「経済的な余裕がない」という場合には、節約や他の事を削ることによってやりたい事をやる資金をなんとか生み出せないか? できるだけお金をかけないでやる方法はないか? などと考えてみる。
 「反対している人がいる」という場合には、ねばり強くお願いしてみたり、なんとか説得する方法を考える。
 やらない言い訳を考えるより、どうしたらやれるかを考えよう。

  「やれなかった やらなかった どっちかな」(相田みつを)

 やろうかどうしようか迷っている場合には、自分のやりたい気もちを大切にして、「どうしてやれないのか?」「どうしたらやれるか?」を一所懸命に考えて最終的には勇気をだせば、やれることはきっとあるはずです。
 決断するためのヒントも参考にしてみてください。

 やりたい事を一つ一つやれるように努力してみてはどうでしょうか。一つでも自分のやりたい事がやれていると実感できれば、イキイキと生活できるのではないでしょうか。

4.やれる幸せ
 やりたい事がやれるのは、それだけでも幸せなことです。
 やりたい事がない人は、自分がやりたい事を探して、やれるように考えましょう。
 やりたい事が一つでも二つでもやれている人は、そのことを幸せに思いましょう。
 そのことをやる前後にでも、一日の終わりにでも、「やりたい事がやれて幸せ」と思うようにしましょう。

 やりたい事をやる時には、できるだけ愉しみましょう。
 楽しいことやうれしいことがあったら、素直に喜ぶようにしましょう。
 愉しむための工夫や努力をしてみよう。
 やりたい事に、何か(小さな)目標を設定してみるといいかもしれません。目標を達成したら喜びましょう。
 やりたい事をやる中では、大変なことや困難なこともあるかもしれません。大変なことをやるから充実感を感じられるし、困難があるからやりがいを感じられるということもあります。そういうことを乗り越えた時の幸福感はそれだけ大きいのではないでしょうか。
 「いい経験をするつもりでやってみよう」と考えれば、できることもあるかもしれません。

 いろいろとやりたい事はあるでしょうが、今の自分にできることの中から、自分の(幸せの)価値基準で選んでやっていけばいいのです。
 生活の中にやりたい事を増やしていけば、その分やらなくてもいいことややりたくないことが自然に減っていくのではないでしょうか。それだけ、自分らしく幸せに生きられるようになるのだと思います。
 「やりたい事をやる」ことは、幸せになる方法の基本ではないかと思います。


 「やりたい事がわからない


幸せのホームページ 悩みのヒント